日干 壬(みずのえ)の人の特徴
日干とは、四柱推命の命式で日柱にある干のことです。
日干は、その人自身を表すといわれています。
日干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類であり、生年月日から出すことができます。
日干からその人の基本的な性格や、その人に巡る運気などを大まかに推命することができます。
甲 | きのえ | 木の陽 |
乙 | きのと | 木の陰 |
丙 | ひのえ | 火の陽 |
丁 | ひのと | 火の陰 |
戊 | つちのえ | 土の陽 |
己 | つちのと | 土の陰 |
庚 | かのえ | 金の陽 |
辛 | かのと | 金の陰 |
壬 | みずのえ | 水の陽 |
癸 | みずのと | 水の陰 |
壬は陰陽五行でいうと「水」の陽
壬は陰陽五行でいうと「水」の陽です。

日干が壬の人は、自然界で表すと海・大河のような人です。
広い海からイメージすると壬の人は、ゆったりとした雰囲気でおおらかな人とイメージできます。
壬の人はどんな環境にでも適応していける柔軟さがあるでしょう。
さらに水からイメージすると、束縛されることをきらい自由でいることを好む人ともイメージできます。
また海は時に津波が起こり、川は時に氾濫します。
このようなことからイメージすると、一度キレると手がつけられないようなところがあるとも考えられます。
海や大河はつねに流れており動きを止めません。
壬の人は常に動き続け、停滞することを嫌うので、引っ越しが多かったり、転職することが多かったりと一箇所にとどまることは苦手でしょう。
壬の別号は「任(にん)」
壬の別号は「任(にん)」です。
「任」とははらむことであり、物をになう、役目をつとめる、まかせるという意味があります。
このようなことからイメージすると、壬の人は人から役目を任されたり、責任感が強い人とイメージできます。
日干「壬」の人の基本性格<長所>
- 先見性
- 変化に強い
- 柔軟
- 包容力
- 心が広い、おおらか
- 社交的
- 世話好き、人を育てる
- 行動力がある
- 知性がある
- 責任感がある
- コミュニケーション能力が高い
- 洞察力がある
- 自由を好む
- 純粋
- アイディアが豊富
日干「壬」の人の基本性格<短所>
- 成り行き任せ
- 怒ると手がつけられない
- 人に流されやすい
- ずる賢い
- 人に利用されやすい
- わがまま
- 住所や職が安定しない
- 自分勝手
- 繊細で神経質
- 何を考えているかわからない
- 飽きっぽい
- 悲観的
- 強引
壬の干支は6種類
9.壬申(みずのえさる)
19.壬午(みずのえうま)
29.壬辰(みずのえたつ)
39.壬寅(みずのえとら)
49.壬子(みずのえね)
59.壬戌(みずのえいぬ)
まとめ
日干「壬」の人でも命式内に持っている干支の五行のバランスによっても、または身旺か身弱なのかによってもその性格や特徴は変わってきます。
この特徴は本質的なところと思って先入観として覚え、推命にいかしましょう。