日干 乙(きのと)の人の特徴
日干とは、四柱推命の命式で日柱にある干のことです。
日干は、その人自身を表すといわれています。
日干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類であり、生年月日から出すことができます。
日干からその人の基本的な性格や、その人に巡る運気などを大まかに推命することができます。
甲 | きのえ | 木の陽 |
乙 | きのと | 木の陰 |
丙 | ひのえ | 火の陽 |
丁 | ひのと | 火の陰 |
戊 | つちのえ | 土の陽 |
己 | つちのと | 土の陰 |
庚 | かのえ | 金の陽 |
辛 | かのと | 金の陰 |
壬 | みずのえ | 水の陽 |
癸 | みずのと | 水の陰 |
乙は陰陽五行でいうと「木」の陰
乙は、陰陽五行でいうと、木の陰です。

日干が乙の人は自然界で表すと草花の人となります。
草花は暑さや寒さなど、環境にとても左右されます。
このようなことからイメージすると乙の人は周りの環境に影響されやすい人とイメージできます。
ただ、環境に合わせて適応していける柔軟性がある人とも言えます。
かわいい草花のように物腰は柔らかく、温厚で優しい人が多いでしょう。
また、雑草は踏みつけられてもまた成長するように、乙の人は一見か弱く見えても芯は強いという人が多いでしょう。
ただ乙の人はトラブルや争いを好まないため、行動は慎重で何か決断をくだすのにも時間がかかるタイプです。
これは長所でもあるのですが、悪く出れば、優柔不断で決断力に欠ける人となるでしょう。
乙の人は自分にとって良い環境を作ることがとても大切です。
乙の別号「軋(あつ)」
乙の別号は、「軋(あつ)」です。
軋は軋む(きしむ)とも読み、物が強くすれ合って、音を出すという意味です。
ここからイメージすると乙の人は芯が強く見かけによらずたくましい人とイメージできます。
日干「乙」の人の基本性格<長所>
- 物腰柔らか
- 人懐っこい
- 転んでも起き上がる強さ
- 逆境に強い
- おっとりしている
- かわいがられる
- 頑張り屋
- 芯が強い
- 忍耐強い
- 温厚で優しい
- 平和主義
- サポートが得意
- 表現力豊か
日干「乙」の人の基本性格<短所>
- 優柔不断
- 寂しがり屋
- 引っ込み思案
- 人によりかかる
- 環境に左右されやすい
- 嫉妬深い
- 保守的
- 依頼心が強い
- 内向性が強い
- 独占欲が強い
- ひとまかせ
- 落ち着きがない
- 秘密主義
乙の干支は6種類
2.乙丑(きのとうし)
12.乙亥(きのとうい)
22.乙酉(きのととり)
32.乙未(きのとひつじ)
42.乙巳(きのとみ)
52.乙卯(きのとう)
まとめ
日干「乙」の人でも命式内に持っている干支の五行のバランスによっても、
または身旺か身弱なのかによってもその性格や特徴は変わってきます。
この特徴は本質的なところと思って先入観として覚え、推命にいかしましょう。